模倣犯

宮部みゆき氏著『模倣犯』(新潮文庫)

やーーーっと文庫化！！
ここまでメジャーな作品だと、うちの近所の本屋でも平積みでした。
(同日発売の『しゃばけ』続編『ぬしさまへ…』はやっぱり置いてなかったけど・苦笑)
これってもうかなり前の作品になるのに、全然そんな気がしない。
作品中の「若い女性」が「小さい女の子」に変われば、まんまそのまま今の日本に当てはまりますね。

この話は予備知識をまったく入れてないので、登場人物の名前すら知らずに読んでます。(もちろん映画も観てないし)
夜更かしをして一巻を読破しました(笑)
単行本2冊分が文庫本5冊分で刊行なので、まだまだほんの序の口です。でも4，5巻が出るのは来月(だよね？)だし、そんなあわてて読んで何ともや〜なとこで終わったら、続きが気になってしょーがないでしょう、とも思うのですが・・・。
小野不由美氏の『屍鬼』も同じように単行本2冊分が文庫本5冊分で刊行されて、これは一気に最後まで読むべし！と勧められて5巻出揃うまで読むのを待ってたもんです。

まぁ読んでしまったもんはしょうがない(苦笑)。
多分3冊ともすぐ読んじゃうと思います。宮部さんの小説って登場人物が良くも悪くも魅力的で、肩入れして読んでしまうのよ。その人と同じように悲しんだり怒ったり、いやなヤツにはものすごく腹立ててみたり。
んでも最後まで読み終えたとき、何ともいえない「いい気持ち」になれる。それが宮部作品。(後味の悪いのもたまにはあるけどね。これはどうだろう・・・テーマがアレなだけに・・・・)

『ブレイブ・ストーリー』も早く文庫化してください・・・・・・新書版でもいいからさーー・・・・
(↑文庫化した作品しか読んでない人。だって単行本高いし場所とるし)
・・・『日暮し』も早く出してね。・・・他にも文庫化して欲しいのいっぱいあるけど。そいや『ステップ・ファザー・ステップ』の続きってどうなってんの。