死の秘宝

2008年7月26日 読書感想文
すいません、読んじゃいましたっっっっ・・・・・!!

・・・・土下座して平謝りの巻。>B氏に

パッケージ開けない、とか言うてたのに・・・。

いやホント、実際に本を手にするまでは全然読む気無かったんです。5巻や6巻読んでる時のテンションも低かったし・・。
(正直6巻なんか、1回さらっと読んだあとすぐBさんに貸してしまったため結構内容を忘れていて、7巻読みながら?なシーンも多かったのでした・・・笑)
それが何で、今回すぐ読みたくなっちゃったのかは自分でも謎なんですけど。5〜6で下がったテンションを、何とか7で上げてほしいって想いがあったのかもしれません。

読み始めたら止まりませんでした。例によって一晩使って上巻を読破、次の日の夜遅くに下巻を読破いたしました。

はっきり言おう。

これ、児童書って言っちゃいけないと思う。

最初からキッツイとこあったけど、4巻以降さらにキツくなったソレは最終巻で頂点に達した、というか。

・・・いやしかし、現代の子供にはこれくらいでちょうどいいのかな・・・。
というかまぁ、児童書って意外と現実を突きつけてくるキツイとこは確かにあるかも。昔の童話ってかなりエグいし。
・・生と死に希薄な現代っ子には案外キクのかも知れませんね。

年がばれますが、小さい頃アニメでやってた「海のト●トン」、勧善懲悪に当てはまらない最終話にショックを受けつつ感銘を受けたものでした。
それと同じ、とは言わないけど、何かそのときの気持ち思い出した。

人は所詮完璧じゃないんだな、とか。「よりよい事」ってのは、誰にとっての「より」よい事なのかな、とか。
すべてが終わって皆が幸せになりました、の「皆」ってのは、どこからどこまでを指すんだろうな、とか。

作られたお話なのにそういうところが変に現実的で、ラストシーンでは平和で幸せな日常が描かれているにもかかわらず、胸の奥がちくちくするというか、「めでたしめでたし!」とは言い切れない「何か」が残りました。

こういうファンタジーは読み終わったらそれまでなんですけど、1巻からもう一度読み返したくなりましたね。7巻でここまでのすべての伏線の種明かしがなされて、「あああ!」と思うところと「え、そんなことあった?」と思うところの落差が激しかったこともありますし(苦笑)。

とはいえ、ハードカバーは読みづらい!!!
全巻、文庫で出ないかな。

全部で11冊だから、普通の文庫だったら20〜30巻になっちゃうけどそんなの海外ファンタジーだったら割とよくあるし。
携帯版ってのが出てるには出てるけど、携帯するには重いんだよアレ! カバンに1冊入れといて、通勤途中とか休憩時間とかにちょっと読むのには文庫が一番いいんですよ〜。
いやホント、文庫出たら買うよ?(そんでハードカバーはブック●フに・・・←本気)

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