本日はソワレ観劇。(マチネは山口トート)

今日で見納めなので、喉の調子は元に戻られたかな・・・とちょっとドキドキでしたが、今日はバッチリ。
最後になる今日はストーリーそっちのけで内野トートを追っかけます。ここまで回数を重ねますと、いつどの辺から登場するのか掴んでいるので、舞台に出てくる前からオペラグラスでスタンバイ。知らない人が見たら「誰もいない暗がりを見て何してんだろうこの人・・・」って感じでしょう(いいのかそれで・・・)。

私が一番好きな内野トートのシーンは実は「最後のダンス」でもなく「闇が広がる」でもなく。
最初のほうで、シシィの命を返すくだりの後姿です。あれにやられました。
シシィが息を吹き返したのを確かめて、立ち去ろうとするところにシシィが「待って・・」
振り返らずに立ち止まって。
シシィが「あなたは確かにそこにいる・・・・私には見えているわ」と歌います。(歌詞をそのまま書くのはタブーなので変えてます)
見えているはずはないのに・・・、と、でも嬉しそうに(と、私には見える)震えるトート様。
でもその後で「誰なのか知らない。けれど覚えているの・・・助けてくれた・・・」とシシィ。
やっぱり覚えてはいないのか、とちょっと淋しげなトート様の背中。(こ、この後姿が・・・・・!!!)そのまま、静かに舞台を去ります。

私はこれで、内野トートに惚れました(笑)

淋しい背中の悪魔が演りたい、とトート役に決まる前に言ってらした内野さん。このシーン以外でも、内野トートの後姿の存在感ってばもうすごいです。カーミラの姫●亜弓ですよ(笑)

1カ月公演も終盤に入って皆さんすごい熱演です。一路さんも気迫がすごい。「私だけに」は鳥肌が立ちました。
鈴木フランツも気合入ってるわ〜〜〜。禅さんもすきだけど、私はやっぱり綜馬さんがいい。
鈴木フランツは、お見合いのシーンで本当にシシィばっかり見てるんですよね。最初に握手を求められたとき、「この人が…vv」とめっちゃ嬉しそうに手を差し出すのに、母上に「これは違うの。あちらよ」とヘレネを紹介され、「・・・・」と無言で落胆するの(笑)。表情は変わらないのにがっかりしてるのがありありとわかる。その後もずーーーっとシシィを見ていて、2杯目のお茶を飲み干す様に笑ってて、母上に話しかけられてやっと我に返ったり、と面白いです。

最高の舞台で、満足してます。これから千秋楽まで、どんどんオーバーヒートしていくんだろうなぁ。
今回は内野さんが大楽だったのに、月末の金曜なんて観に行けるわけないよ!・・・・・・観たかったなぁ。(実際にチケットがとれたかどうかはこの際考えない)

またきっと、再演してくださいね。待ってますから。

「待て、そして希望せよ。」(byモンテ・クリスト伯)

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