イリアス

2010年9月5日 観劇日記
4~5日で東京に一泊しつつ、内野さんの舞台を観て来ましたー。
連れはいつものお友達Uちゃんです。

舞台の東京遠征は基本的に大阪公演が無い場合にやります。
今回の『イリアス』は兵庫公演はあるものの大阪ではやってくれない。しかもその兵庫公演も上演回数が6日間8公演と言う少なさ・・・。唯一の土日は大千秋楽を含む4公演ときてる。

これは取れなかったらマジでシャレになんないなあ、いっそ久々に東京行っちゃう?!ということで2人合意(笑)
お互いに日にちをずらして申し込み。どうせなら初日入れちゃおうよ!と普通なら土曜ソワレ、日曜マチネと申し込むところを敢えて土曜もマチネでいってみましたら、どちらも取れまして・・・・・。
しかも初日席は2列目ど真ん中! 相変わらずUちゃんのチケット運はすごいですな!
私が担当した日曜も2列目だったんだけどけっこう右寄りだったもんなー。
今回は「勝った!」と思ったのにーーー悔しいーーー(笑)

(でも千秋楽は私の方が前席だったね!笑)←結局こっちも取ったんかい

『イリアス』はかの有名なトロイア戦争の物語です。

怒りと戦争と運命についての叙事詩、って副題がついているんですが正しくそのとおりのお話でした。
登場人物みながみな、戦い、怒り、その運命を寿いだり嘆いたり。
人間と神様がすごく近しい時代のお話ですから、人間が自分で考えて行動するってのが少ないというか・・・・すべては神に定められた運命なのだから、自分はその枠内でできうる限りのことをしよう・・・・ってものすごく本能的な生き方というか。「自分」よりも「全体」を見て生きている、というかな・・・・・・流されて生きてるようで実はすごく充実して「生きて」る。
・・・・難しい(苦笑)私の語彙力ではうまく表現できないわー。

狂言回しの女神たちが語り、進行役として預言者の姫が「人はなぜ争う?」と歌います。
舞台装置らしい装置もほとんどなくて、ホントに野外の円形劇場かどこかで上演されているかのような演出で・・・・面白かったです。
装置に頼らなくても、臨場感のあるお芝居はちゃんとできるんだなーーー。(そりゃ当り前っしょ)

で、2列目ど真ん中だと舞台上の役者さんがホントに目の前で、内野さんのお顔もドあっぷで見れました!・・・・が、あまりに近すぎてなんか目線が合いそうで(実際合うはずないんだけどどーしてもそんな気がするんだよーー)ついつい視線そらしちゃったりして(苦笑)
・・・・・せっかくどマン前にいてるのにー!

でも休憩のときにUちゃんにその話をしたらば「あたしもーーー!!」と激しく同意されました(笑)やっぱりねえええ!

で、さらに「ヘクトル役の役者さんの唾が内野さん並にすごかったよねえ、前に出てきて喋ってはったら唾とんでくるんじゃないかとヒヤヒヤしたー!」とか、何気にヒドイ会話も交わしておりました(微笑)
いやでも、ホントこう唾が霧状にしゅばーーーっと(もういい)

それから、内野さんの脛にでっかいカサブタ(しかもけっこうまだ周りが腫れてたっぽい)があって気になったね~、とかやっぱりセリフかみかみだったね~とか、お前らホンマにファンかい!・・・な会話も交わしておりました(さらに微笑)

しかも、2日目にはそのカサブタが無くなってて、なんとなくあった場所が黒っぽいような・・・・(あんなでっかいの、取っちゃったの?!)なんて、お前らホンマに東京くんだりまでなに見にいってんだヨ・・・と誰かツッコんでやってください。

いやホント、舞台は良かったですよー!
次に見るのはいきなり千秋楽なので、どのくらい役者さんたちが変化なさってるのか今から楽しみです♪

初日にはりきってぐりんぐりん回して槍落っことしちゃったアキレウス、2日目には心持ちゆっくりめに回してらっしゃいましたが(笑)これもきっと熟練の域に達しておられることと思います!(何気に酷い・・・?)

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